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  • 執筆者の写真Shin Yamauchi

歴史から学ぶ、病院・クリニックがホームページで差別化するための次の一手とは?


■歴史■情報を発信できなかった医師 「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針(医療広告ガイドライン)」 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/ に書かれているように、医療分野の情報発信は制限されています。 医師の中には、「医療の真の姿を広く伝えたい!」「自分が取り組んでいる医療を伝えて、理解していただきたい!」という想いを持った人たちがたくさんいました。 インターネット創生期は、医療ホームページに関する明確な規準が示されておらず「ホームページは広告とは言えないだろう」という(ある意味グレーな)状況でした。 インターネットに注目し、医療情報を発信し始めたのは自然な流れでした。 私たちが医療のホームページに関わったのは、まさにこのような時代でした。

■歴史■ホームページで集患できるようになった頃の話し

まだまだ、大きな写真画像さえも掲載が難しかった時代ですが、 ●病気で悩む人に福音を届けたいと願う医師 ●病気に立ち向かって健康を取り戻したい人 がホームページで出会うことが可能になりました。 静岡のクリニックに北海道から患者さんがおみえになる時代の到来です。 遠方にもかかわらず治療を受け健康を取り戻すことができました。 ある医療法人の理事長さんが「テットコムさんのホームページで命が救われたんだよね。ホームページにはそんな力があるんだね。」とおっしゃってくださいました。

その他にも、たくさんの先生、患者さんから「ホームページが繋いでくれたんだよ」と感謝の言葉をいただき、涙を流したこともありました。

医療のホームページは「病気を治したい医師と患者さんの出会い」という役割を担い、患者さんを集めるツールとして認知されていきました。 「いかにして患者さんが必要とする医療情報を発信するか?」という時代のインターネットでの集患は、誤解を恐れずに言えば「比較的容易に実現できる時代」でした。

■NEXT■差別化しにくい時代の「次の一手」​ 医療経営が研究しつくされており、理念の配信、専門性の押し出し、快適性、医療情報の発信、教育制度の充実など、やり尽くしている感があります。 専門学校などでホームページ制作技術を習得した若者はたくさん輩出されましたので、デザインにそれほどの違いはなくなってきました。 現実の医療施設として設備や、提供可能な医療の違いがそれほど大きな違いがない場合、デザインや情報の見せ方では、ホームページでの差別化は難しくなってきています。 では、ホームページで差別化を生み出すためには何が必要でしょうか? その答えは、ネットを検索してもたくさん出てきますが(笑) 「医療に携わっている方々が、医療への考え方、治療方法、自らの人柄を発信し、人の魅力を伝えよう」というものです。 そうなんです!時代は、前述のインターネット創生期に戻りつつあります。 しかし!ただでさえ人手不足の医療業界で、そんなことが可能なのでしょうか? なかなか出来ませんよね。。。。 ■解決■医療従事者の替わりにコンテンツをつくる人が必要 極端なことを言えば、ホームページをつくることは誰でもできる時代になりました。 足りないのは「医療従事者に替わり、発信可能なコンテンツをつくる人」です。 10数年前は、事務長さんや事務の方が治療・検査についても興味深いお話しをしてくださったことが多かったですが、最近は事務業務が高度化し、医療現場との分業がされているからでしょうか?、医療のお話しを聞くことが少なくなっているように感じます。(もちろん、熱く語って下さる方もおみえです) テットコムでは、1998年の設立当初から、現場の先生やコメディカルの皆さんから最小限の労力のみお借りしながら、医療ホームページのコンテンツづくりに携わってきました。 「情報発信できる医療のコンテンツづくり」については、またの機会にお話しします。

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